問題 P197

積のゲームを公平にする

中2確率で判断する★★★

問題

大小2つのさいころを投げて、出た目の積が偶数ならAさん、奇数ならBさんの勝ちとするゲームは、Aさんが勝ちやすくて公平ではない。次のうち、公平なゲームになるルールはどれ?

ヒント

  1. 36通りの表で、それぞれのルールでAさんが勝つマスとBさんが勝つマスを数えよう。
  2. やり直しのマスは、どちらの勝ちにもならないね。AさんとBさんのマスの数が等しければ公平。

解き方

  1. もとのゲーム

    36通りはどれも同じくらい起こりやすい。積が奇数になるのは、2つとも奇数のときだけで 3×3=9 通り。偶数は 36−9=27 通り。Aさんが有利。

  2. 積が10以上か

    積が10以上は19通り、9以下は17通り。Aさんがわずかに有利で、公平ではない。

  3. 目の差

    差が2以下(0か1か2)は 6+10+8=24 通り、3以上は 36−24=12 通り。Bさんが有利で、公平ではない。

  4. 大小を比べる

    大の方が大きいマスと、小の方が大きいマスは、表の対角線をはさんで同じ数。どちらも15通り。同じ目の6通りはやり直しなので、AさんとBさんの勝ちやすさは等しい。

    大小2つのさいころの目行が大、列が小。大の方が大きいマスは対角線の下に15マス、小の方が大きいマスは上に15マス、同じ目は6マス。小大1234561234561,11,21,31,41,51,62,12,22,32,42,52,63,13,23,33,43,53,64,14,24,34,44,54,65,15,25,35,45,55,66,16,26,36,46,56,6
    1. 36マスに(大,小)の組を書く。
    2. 大の方が大きいマスは15。
    3. 小の方が大きいマスも15。残りの6マスは同じ目。

答え大の目の方が大きければAさん、小の目の方が大きければBさんの勝ち、同じ目ならやり直し

よくあるまちがい(2つ)
  • 積が10以上ならAさん、9以下ならBさんの勝ち積は1〜36だから、10くらいを境にすると半分ずつになる、と考えたかな? 数えると19通りと17通りで、等しくないよ。
  • 目の差が3以上ならAさん、2以下ならBさんの勝ち差は0〜5の6種類で、0〜2と3〜5の半分ずつに分けたと考えたかな? 差の種類は同じくらい起こりやすくないよ。36通りで数えよう。

今日つかった考え方公平なルールかどうかは、それぞれが勝つ場合を同じくらい起こりやすい36通りで数えて、等しいかで判断する。

この考え方をくわしく:第10章 確率で判断する